発行年月日1953年10月12日
総発行枚数600万枚
額面の種類5円・10円
切手の価値普通

「皇太子帰朝記念」切手の概要

「皇太子帰朝記念(こうたいしきちょうきねん)」は、明仁皇太子(現:上皇明仁)が欧州訪問からの帰朝を記念して発行された記念切手です。

発行日は1953年10月12日。額面は5円・10円の2種類、発行枚数はそれぞれ300万枚となっています。

図柄は一般公募にて採用された絵柄が用いられており、5円切手が赤色で「鳳凰」、10円切手が青色で「タンチョウ」が描かれています。また、それぞれ切手の下部に「皇太子帰朝記念」の印字が記されているのが特徴です。

一般公募した図柄の上位は「明仁皇太子の肖像画」であったものの、消印を押した際に顔が隠れてしまうという点から、採用には至らなかったそうです。

皇太子の帰朝に関係する切手はこの他に、プレミア切手として有名な1921年発行「(裕仁)皇太子帰朝記念」があります。

見てわかるとおり、切手の名称が同じであるという点から、別名「皇太子明仁帰朝記念」「皇太子殿下御帰朝記念」「皇太子ご帰朝」等、様々な名称で表記される場合があります。

「皇太子帰朝記念」切手の買取相場

5円切手

皇太子帰朝記念
  • 額面:5円
  • 並品:70円
  • 美品:170円
  • 使用済:60円

「皇太子帰朝記念」5円切手の買取相場は美品状態で170円前後です。

発行枚数の多さ、残存数の多さから切手の価値・買取相場はやや低めとなっています。

10円切手

皇太子帰朝記念
  • 額面:10円
  • 並品:90円
  • 美品:370円
  • 使用済:100円

「皇太子帰朝記念」10円切手の買取相場は美品状態で370円前後です。

10円切手は多少価値が上がりますが、美品状態でなければ買取相場は大きく減少してしまいます。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

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