発行年月日1953年3月25日
総発行枚数300万枚
額面の種類10円
切手の価値普通

「電燈75年記念」切手の概要

「電燈75年記念(でんとう75ねんきねん)」は、日本で初めて電灯がともった日から75周年を迎えたことを記念して発行された記念切手です。

発行日は家庭用配電の開始を記念した「1887年3月25日 電気記念日」にちなんで1953年3月25日。額面は10円の1種類のみ、発行枚数は300万枚となっています。

図柄は「最初のアーク灯」が微細な濃淡が表現できるグラビア印刷で刷られており、切手の下部には「電燈75年記念」の印字が記されているのが特徴です。

日本で初めて電灯がともったのは1878年の中央電信局の開会局式でした。会場は現在の東京大学で行われ、イギリス人教授によってグローブ電池50個を用いてアーク灯がともされたことが起源です。

「アーク灯」は、1808年に電灯として最初に使用されたフランス製の電灯です。小さい点光源であったことから、探照灯(サーチライト)や映写用光源として用いられていました。

電灯としての寿命は100時間もなく、点灯させるためにかなりのエネルギーを消費するため使い勝手はあまり良くなかったようです。後継にあたる「エジソン電球」が国内に普及すると、時間と共にその姿を消していったそうです。

「電燈75年記念」切手の買取相場

電燈75年記念
  • 額面:10円
  • 並品:120円
  • 美品:370円
  • 使用済:100円

「電燈75年記念」10円切手の買取相場は美品状態で370円前後です。

特別価値が高い切手ではありませんが、単片でもある程度の価格となるため複数所持している場合は合算価格に期待できます。美品状態の20面シートであれば買取相場は5,000円前後まで上昇します。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

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