発行年月日1944年10月1日
総発行枚数150万枚
額面の種類3銭・7銭
切手の価値やや高い

「関東神宮鎮座記念」切手の概要

「関東神宮鎮座記念(かんとうじんぐうちんざきねん)」は1938年に創立された「関東神宮」の鎮座を記念して、1944年10月1日に発行された記念切手です。

額面は3銭・7銭の2種類があり、発行枚数は3銭・7銭切手ともに75万枚となっています。

図柄は共通して「関東神宮」「関東州の地図」が描かれていますが、3銭・7銭切手それぞれ茶色・灰色と印刷色が異なっている点に違いがあります。

切手の題材となった「関東神宮」とは関東州(現在の中国)に建てられた神社であり、天照大神・明治天皇が祭神として祀られていました。切手が発行された翌年の1945年には廃社となっており、現在は残っていません。

「関東神宮鎮座記念」は関東州内の限定品として販売されました。ただ当時の日本は太平洋戦争の真っただ中であり、あらゆる物資が不足していたことから戦前の切手よりも粗悪な作りとなっています。

「関東神宮鎮座記念」切手の買取相場

3銭切手

関東神宮鎮座記念
  • 額面:3銭
  • 並品:130円
  • 美品:250円
  • 使用済:400円

「関東神宮鎮座記念」3銭切手の買取相場は美品状態で250円前後です。

関東州で限定販売されていた切手ということもあり、発行枚数の多さにしては比較的に高めの買取相場となっています。

7銭切手

関東神宮鎮座記念
  • 額面:7銭
  • 並品:140円
  • 美品:270円
  • 使用済:400円

「関東神宮鎮座記念」7銭切手の買取相場は美品状態で270円前後です。

こちらも5銭切手とほぼ同様の価値・買取相場となります。実は「関東神宮鎮座記念」は使用済み切手の残存数が少なく、未使用品よりも価値が高くなります。消印が付いているものを所持している場合は400円前後の買取価格が期待できます。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

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