切手趣味週間「花下遊楽図」切手の価値と買取相場の詳細

2019年6月17日 2019年6月17日

切手趣味週間「花下遊楽図」切手の概要

切手趣味週間「花下遊楽図(かかゆうらくず)」は、切手趣味週間シリーズの第12回目に発行された記念切手(特殊切手)です。

発行日は1962年4月20日。額面は10円の1種類のみ、発行枚数は1000万枚となっています。

図柄は安土桃山～江戸時代に活躍した絵師「狩野長信」によって描かれた「花下遊楽図屏風」から、「踊る女性」を抜き取る形で採用されています。

「花下遊楽図屏風」は春の花見風景を描いた六曲屛風であり、国宝として認定されている逸品です。図柄からは確認できませんが、この女性の周りには酒盛りを楽しむ貴婦人、踊りを眺める貴公子など、様々な身分の人物が春の訪れを満喫している風景が描かれています。

衣装の柄、躍動感のある動きの表現、どれも細密に描かれていることから、当時の風俗画の中では最高峰とも言われています。

切手趣味週間「花下遊楽図」の買取相場は美品状態で40円前後です。

この頃の切手趣味週間は大量発行が主流となっており、「花下遊楽図」についても1000万枚と非常に多くの切手が発行されています。

この影響もあり「花下遊楽図」の切手買取における価値・買取相場は低めとなっています。10面シート状態であれば買取相場400円前後で安定するでしょう。

その他「切手趣味週間」切手の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

おすすめの切手買取業者を3社ご紹介したいと思います。

切手の価値を正しく評価するためには専門知識が必要になります。今回ご紹介する買取業者は切手に関する専門性が非常に高く、古い切手でも価値を考慮した質の高い査定をしてもらえます。

また各社ともにサポート体制が徹底されており、分からないことがあっても丁寧に教えてもらえます。切手の知識ゼロの方でも安心して利用できると思いますので、切手を売る際はぜひ検討してみてください。

この記事を書いた人

某大手買取店にて8年勤務、店長経験あり。現在はフリーライターとして活動して2年が経ちます。元買取店スタッフとしての経験や知識を活かして、確かな情報をお届けできるように執筆しています！