切手趣味週間「まりつき」切手の価値と買取相場の詳細

2019年6月14日 2019年6月17日

切手趣味週間「まりつき」切手の概要

切手趣味週間「まりつき」は、切手趣味週間シリーズの第7回目に発行された記念切手(特殊切手)です。

発行日は1957年の11月1日。額面は10円の1種類のみ、発行枚数は総計850万枚となっています。

図柄には江戸時代に活躍した浮世絵師「鈴木晴信」によって描かれた「まりつき」が採用されています。切手趣味週間の第5回目にあたる「ビードロを吹く娘」から引き続きグラビア印刷による4色刷りが採用されたカラー切手となっています。

この切手が発行された当時、高度経済成長期を迎えていた日本では空前の”切手収集ブーム”が到来していました。数ある切手の中でも「切手趣味週間」の人気は特に高く発売日には郵便局に長蛇の列ができ、怪我人が出るほどまでに混乱を招く事態となってしまいます。

そんな混乱の中で発売された「まりつき」は、当初用意されていた800万枚はあっという間に完売となってしまい50万枚の増刷が後に行われます。この際に郵政省(現：日本郵政)が「不足分の切手はいくらでも増刷する」と公式に発表することになりました。

数に限りがあるが故に収集価値がある切手ではありましたが、この発表により多くの人が収集意欲を損失、切手ブームは終焉を迎え、切手の価値は大暴落していくこととなります。

切手ブーム全盛期でこそ「まりつき」の価値は膨れ上がっていたものの、現在では価値が下がってしまっています。

切手趣味週間「まりつき」の買取相場は美品状態で80円前後です。

先述したとおり発行枚数は850万枚と非常に多く、切手の価値・買取相場はそれ程高くはありません。10面シート状態であれば買取相場は1,000円前後までに上昇し、ある程度まとまった金額を手にすることが出来るようになります。

その他「切手趣味週間」切手の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

おすすめの切手買取業者を3社ご紹介したいと思います。

切手の価値を正しく評価するためには専門知識が必要になります。今回ご紹介する買取業者は切手に関する専門性が非常に高く、古い切手でも価値を考慮した質の高い査定をしてもらえます。

また各社ともにサポート体制が徹底されており、分からないことがあっても丁寧に教えてもらえます。切手の知識ゼロの方でも安心して利用できると思いますので、切手を売る際はぜひ検討してみてください。

この記事を書いた人

某大手買取店にて8年勤務、店長経験あり。現在はフリーライターとして活動して2年が経ちます。元買取店スタッフとしての経験や知識を活かして、確かな情報をお届けできるように執筆しています！