発行年月日1955年11月1日
総発行枚数550万枚
額面の種類10円
切手の価値やや高い

切手趣味週間「ビードロを吹く娘」切手の概要

切手趣味週間「ビードロを吹く娘」は、切手趣味週間シリーズの第5弾にあたる切手であり、略称「ビードロ切手」とも呼ばれる記念切手(特殊切手)です。

発行日は1955年11月1日。額面は10円の1種類のみ、発行枚数は550万枚となっています。

図柄には江戸時代に活躍した浮世絵師「喜多川歌麿」によって描かれた「ポッピンを吹く女(ビードロを吹く娘)」が採用されており、浮世絵本来の繊細な色使いを表現すべく、グラビア印刷(微細な濃淡が表現できる印刷方式)の多色刷りとなっているのが特徴です。

これまでの「切手趣味週間」は単色印刷が用いられていましたが、巷では少なからず「地味」という意見が寄せられていました。そこで制作陣はカラー印刷の導入を採用、国内切手としては初となる4色使用されたカラー切手「ビードロを吹く娘」が発行されることになります。

国内初のカラー切手であり、喜多川歌麿の浮世絵が図柄に用いられているということから期待が高まり、発売前から新聞に取り上げられるなどかなりの話題を呼び、切手コレクターのみならず海外からも注目されることになりました。

結果、当初予定していた発行枚数500万枚がすぐに完売してしまい、後に50万枚が増刷される運びとなりました。

発売前からかなりの話題を呼んだだけに購入後は綺麗に保管された切手であり、なおかつ発行枚数が多いことから、現在ではプレミア切手に今一歩届かずといった切手となっています。

切手趣味週間「ビードロを吹く娘」切手の買取相場

切手趣味週間「ビードロを吹く娘」
  • 額面:10円
  • 並品:250円
  • 美品:700円
  • 使用済:400円

切手趣味週間「ビードロを吹く娘」の買取相場は美品状態で700円前後です。

プレミア切手に今一歩届かずといっても単片切手としてはかなり高額な部類に入り、複数枚を所持している場合は合算価格に期待することができます。

ちなみに10面シート状態であれば買取相場は7,500円まで跳ね上がります。一部切り離されている状態でも切手シートの方が価値が高いため、該当する切手をお持ちの方は切り離さずにそのまま買取に出すと良いでしょう。

その他「切手趣味週間」切手の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

おすすめの切手買取業者

おすすめの切手買取業者を3社ご紹介したいと思います。

切手の価値を正しく評価するためには専門知識が必要になります。今回ご紹介する買取業者は切手に関する専門性が非常に高く、古い切手でも価値を考慮した質の高い査定をしてもらえます。

また各社ともにサポート体制が徹底されており、分からないことがあっても丁寧に教えてもらえます。切手の知識ゼロの方でも安心して利用できると思いますので、切手を売る際はぜひ検討してみてください。