発行年月日1947年5月3日
総発行枚数2,180万3300枚
額面の種類50銭・1円・小型シート(2種一組)
切手の価値やや低い~普通

「日本国憲法施行記念」切手の概要

「日本国憲法施行記念(にっぽんこくけんぽうしこうきねん)」は日本国憲法の施行を記念して1947年5月3日に発行された記念切手です。

額面は50銭・1円の2種類に加え、2種が一組になった小型シートの計3種です。発行枚数は50銭切手が1,080万枚、1円切手が1,040万枚、小型シートが60万3300枚となっています。

図柄は50銭切手が「母子」と「国会議事堂」、1円切手には発行月である「5月の花束」と「菊の紋」が描かれています。この図柄は、新憲法の公布が急ピッチで行われたことで図柄の考案が間に合わず、一般公募によって採用されたものが使用されています。

この切手は発行日について諸説いわれています。通常、憲法に関係する記念切手は国民への周知も目的としていおり公布日に発行されるのが定例でした。それにも関わらず、この切手は憲法の施行日に発行されています。

これについて”日本国憲法が国民的な議論を経ずに急いで成立させたこと”、”GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が施行日の発行にこだわったこと”など諸説あげられています。

「日本国憲法施行記念」切手の買取相場

50銭切手

日本国憲法施行記念
  • 額面:50銭
  • 並品:10円
  • 美品:30円
  • 使用済:20円

「日本国憲法施行記念」50銭切手の買取相場は美品状態で30円前後です。

発行枚数が1000万枚以上と非常に多く、残存数も多いことから切手買取における需要は低めの切手となります。

1円切手

日本国憲法施行記念
  • 額面:1円
  • 並品:20円
  • 美品:40円
  • 使用済:30円

「日本国憲法施行記念」1円切手の買取相場は美品状態で40円前後です。

1円切手は50銭切手よりも僅かに価値が上がりますが、こちらも発行枚数が非常に多いことから、切手買取においても50銭切手とほぼ同等の扱いとなります。

小型シート

日本国憲法施行記念
  • 額面:小型シート
  • 並品:240円
  • 美品:400円
  • 使用済:440円

「日本国憲法施行記念」小型シートの買取相場は美品状態で400円前後です。

シートならでは価値の高さから、ある程度の買取価格が期待できるでしょう。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

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切手の価値を正しく評価するためには専門知識が必要になります。今回ご紹介する買取業者は切手に関する専門性が非常に高く、古い切手でも価値を考慮した質の高い査定をしてもらえます。

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