発行年月日1942年3月1日
総発行枚数560万枚
額面の種類2銭・10銭
切手の価値やや低い~普通

「満州国成立10年記念(一次)」切手の概要

「満州国成立10年記念(一次)」は満州国の成立10周年を記念して、1942年3月1日に発行された記念切手です。3月1日はちょうど満州国の建国記念日にあたります。

額面は2銭・10銭の2種類があり、発行枚数は2銭切手が500万枚、10銭切手が60万枚となっています。

図柄は共通して、満州国建国の元神「天照大神」が祀られている施設である「建国神廟(けんこくしんびょう)」が描かれており、2銭・10銭それぞれ茶色、赤色で刷られているのが特徴です。

この切手は日本と満州国で発行され、両国や日本軍の占領地域などでも発売されました。また同年9月15日には、5銭・20銭切手の「満州国成立10年記念(二次)」が発行されています。

「満州国成立10年記念(一次)」切手の買取相場

2銭切手

満州国成立10年記念
  • 額面:2銭
  • 並品:20円
  • 美品:40円
  • 使用済:30円

「満州国成立10年記念(一次)」2銭切手の買取相場は美品状態で40円前後です。

発行枚数の多さから、切手買取における価値・需要はやや低めの切手となっています。

10銭切手

満州国成立10年記念
  • 額面:4銭
  • 並品:70円
  • 美品:250円
  • 使用済:180円

「満州国成立10年記念(一次)」10銭切手の買取相場は美品状態で250円前後です。

10銭切手は2銭切手から一転して価値が上がります。バラ状態でもある程度の買取価格が見込めるため、複数枚を所持している場合は合算価格が期待できるでしょう。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

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