発行年月日1939年11月15日
総発行枚数504万枚
額面の種類2銭・4銭・10銭・20銭
切手の価値普通

「赤十字条約成立75年記念」切手の概要

「赤十字条約成立75年記念(せきじゅうじじょうやくせいりつ75ねんきねん)」は、国際赤十字社が発足75周年を迎えたことを記念して1939年11月15日に発行された記念切手です。

額面は2銭・4銭・10銭・20戦の4種類があり、発行枚数は2銭切手が222万枚、4銭切手が224万枚、10銭切手と20銭切手はそれぞれ29万枚となっています。

図柄は2種類あり、2銭・10銭切手には「地球」と「赤十字」、4銭・20銭切手には日本赤十字社の創設者である「佐野常民の肖像画」が描かれています。

佐野常民は1877年に勃発した西南戦争にて、敵味方に関係なく負傷者の救護に当たる組織「博愛社」を立ち上げました。これが後の「日本赤十字社」の前身であり、佐野常民が「日本のアンリ・デュナン(第1回ノーベル平和賞を受賞した人物)」と呼ばれた所以でもあります。

「赤十字条約成立75年記念」切手の買取相場

2銭切手

赤十字条約成立75年記念
  • 額面:2銭
  • 並品:70円
  • 美品:120円
  • 使用済:80円

「赤十字条約成立75年記念」2銭切手の買取相場は美品状態で120円前後です。

発行枚数が多いということもあり、切手の価値・買取相場は低く、単体での高価買取は難しいと言えます。

4銭切手

赤十字条約成立75年記念
  • 額面:4銭
  • 並品:80円
  • 美品:150円
  • 使用済:100円

「赤十字条約成立75年記念」4銭切手の買取相場は美品状態で150円前後です。

2銭切手よりも若干価値は上がりますが、切手買取においてはほぼ2銭切手と同等の扱いとなります。

10銭切手

赤十字条約成立75年記念
  • 額面:10銭
  • 並品:500円
  • 美品:900円
  • 使用済:600円

「赤十字条約成立75年記念」10銭切手の買取相場は美品状態で900円前後です。

10銭切手は2銭・4銭切手から一転して価値が上がります。使用済み切手の残存数が少ないことから、並品よりも高価買取されやすい傾向にあります。

20銭切手

赤十字条約成立75年記念
  • 額面:20銭
  • 並品:500円
  • 美品:900円
  • 使用済:600円

「赤十字条約成立75年記念」20銭切手の買取相場は美品状態で900円前後です。

切手の価値・買取相場は10銭切手と同様の扱いとなっています。単体でもある程度の買取価格が期待できますが、4種全て揃えることで更に価値は上がり、安定した高価買取が期待できるようになります。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

おすすめの切手買取業者

おすすめの切手買取業者を3社ご紹介したいと思います。

切手の価値を正しく評価するためには専門知識が必要になります。今回ご紹介する買取業者は切手に関する専門性が非常に高く、古い切手でも価値を考慮した質の高い査定をしてもらえます。

また各社ともにサポート体制が徹底されており、分からないことがあっても丁寧に教えてもらえます。切手の知識ゼロの方でも安心して利用できると思いますので、切手を売る際はぜひ検討してみてください。