発行年月日1925年5月10日
総発行枚数1,050万枚
額面の種類1.5銭・3銭・8銭・20銭
切手の価値普通~高い

「大正天皇銀婚記念」切手の概要

「大正天皇銀婚記念(たいしょうてんのうぎんこんきねん)」は、大正天皇がご結婚されて25年が経った年を記念して1925年5月10日に発行された記念切手です。

額面は1.5銭(1銭5厘)・3銭・8銭・20銭の4種類があり、発行枚数は1.5銭・3銭切手が500万枚、8銭切手が30万枚、20銭切手が20万枚となっています。

図柄は2種類あり、1.5銭・8銭切手には「松食い鶴」、3銭・20銭切手には「鳳凰」が描かれています。また1.5銭~20銭まで紫色・黄色・赤色・緑色とそれぞれ違う色で印刷されているのも特徴です。

「銀婚式」は5月10日、5月11日に全国的にお祝いされたそうですが、大正天皇はその時すでに病床に臥せっておりお祝いへの参加はできなかったと言われています。

「大正天皇銀婚記念」切手の買取相場

1.5銭切手

大正天皇銀婚記念
  • 額面:1.5銭
  • 並品:90円
  • 美品:180円
  • 使用済:70円

「大正天皇銀婚記念」1.5銭切手の買取相場は美品状態で180円前後です。

1.5銭切手、並びに3銭切手は発行枚数が500万枚と多く、その価値に準じて買取相場もやや低めとなっています。

3銭切手

大正銀婚記念
  • 額面:3銭
  • 並品:160円
  • 美品:300円
  • 使用済:140円

「大正天皇銀婚記念」3銭切手の買取相場は美品状態で300円前後です。

1.5銭切手よりは若干価値は上がりますが、買取においてはほぼ同等の扱いとなるでしょう。

8銭切手

大正銀婚記念
  • 額面:8銭
  • 並品:1,200円
  • 美品:2,200円
  • 使用済:800円

「大正天皇銀婚記念」8銭切手の買取相場は美品状態で2,200円前後です。

1.5銭・3銭切手と比べると発行枚数は30万枚と大幅に減り、切手の価値・買取相場はともに上がります。ベストは美品状態ですが、並品でも1,000円以上の買取価格が期待できます。

20銭切手

大正銀婚記念
  • 額面:20銭
  • 並品:2,600円
  • 美品:5,200円
  • 使用済:2,400円

「大正天皇銀婚記念」20銭切手の買取相場は美品状態で5,200円前後です。

4種の中でも最も価値が高く、単体でもある程度の買取価格が期待できます。4種全てを所持している場合は更に価値が上昇し、より高価買取が期待できるようになります。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

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切手の価値を正しく評価するためには専門知識が必要になります。今回ご紹介する買取業者は切手に関する専門性が非常に高く、古い切手でも価値を考慮した質の高い査定をしてもらえます。

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