発行年月日1923年4月16日
総発行枚数60万枚
額面の種類1.5銭・3銭
切手の価値高い

「皇太子台湾訪問記念」切手の概要

「皇太子台湾訪問記念(こうたいしたいわんほうもんきねん)」は、昭和天皇になられる裕仁様が台湾を訪問された事を記念として発行された切手で、別名「台湾行啓記念(たいわんぎょうけいきねん)」とも呼ばれます。

発行日は1923年4月16日、額面は1.5銭(1銭5厘)、3銭の2種類です。発行枚数はそれぞれ30万枚となっています。

本来、この切手は同年4月9日を発行予定としていましたが、天皇の体調が優れず台湾へ行く日がずれてしまったため、16日に発行を延期されたものです。

図柄は共通して、台湾にある「玉山(旧新高山)」が描かれており、1.5銭切手は黄色、3銭切手は灰色で印刷されています。

暗号電文「ニイタカヤマノボレ」で有名な「新高山」という名前は台湾が日本の統治下にあった際に付けられた名前ですが、第二次世界大戦の終戦後には名前が戻されています。

「皇太子台湾訪問記念」切手の買取相場

1.5銭切手

皇太子台湾訪問記念
  • 額面:1.5銭
  • 並品:800円
  • 美品:1,700円
  • 使用済:900円

「皇太子台湾訪問記念」1.5銭切手の買取相場は美品状態で1,700円前後です。

美品状態の買取相場では3銭切手に若干劣りますが、使用済みの残存数が少なく900円前後の買取価格が期待できます。

3銭切手

皇太子台湾訪問
  • 額面:3銭
  • 並品:1,000円
  • 美品:1,900円
  • 使用済:500円

「皇太子台湾訪問記念」3銭切手の買取相場は綺麗な状態で1,900円前後です。

1.5銭切手よりも若干価値は高くなりますが、買取においては1.5銭切手とほぼ同等の扱いとなります。もし両方の切手をしている場合はセットにすることで更に価値が高まります。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

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