発行年月日1915年11月10日
総発行枚数5,075万枚
額面の種類1.5銭・3銭・4銭・10銭
切手の価値普通~高い

「大正大礼記念」切手の概要

「大正大礼記念(たいしょうたいれいきねん)」は大正天皇の即位を記念して発行された記念切手であり、発行日は大正天皇が皇位を継承した1915年11月10日です。

額面は1.5銭切手・3銭切手・4銭切手・10銭切手の4種類、発行枚数は1.5銭切手が2,270万枚、3銭切手は2,365万枚、4銭切手が217万枚、10銭切手が223万枚発行されました。

図柄は全て天皇陛下に関わるデザインとなっており、1.5銭切手は「儀式の冠」、3銭切手は「天皇の座である高御座」の図柄が用いられています。4銭切手と10銭切手は共通の図柄が用いられており「紫宸殿と威儀本位の武人」が描かれています。

また「大正大礼記念」は記念切手だけではなく、記念はがきや記念切手の台紙が同時に発売されています。

「大正大礼記念」切手の買取相場

1.5銭(1銭5厘)切手

大正大礼記念
  • 額面:1.5銭
  • 並品:140円
  • 美品:480円
  • 使用済:30円

「大正大礼記念」1.5銭切手の買取相場は状態が良い品で480円前後です。

1.5銭切手の発行枚数は2,270万枚、なおかつ天皇即位という国を挙げた催しであったこともあり、残存数が多く残っている記念切手となっているため、期待以上の買取価格にはならない可能性があります。

3銭切手

大正大礼記念
  • 額面:3銭
  • 並品:180円
  • 美品:480円
  • 使用済:40円

「大正大礼記念」3銭切手の買取相場は美品で480円前後です。

こちらも1.5銭切手と同様に発行枚数が2,365万枚と多く、切手の価値としても1.5銭切手と同等の扱いとなります。

4銭切手

大正大礼記念
  • 額面:4銭
  • 並品:800円
  • 美品:1,400円
  • 使用済:540円

「大正大礼記念」4銭切手の買取相場は美品で1,400円前後です。

4銭切手の発行枚数は217万枚と1.5銭・3銭切手の約1/10となっており、切手の価値・買取相場はともに高くなります。

10銭切手

大正大礼記念
  • 額面:10銭
  • 並品:2,000円
  • 美品:4,800円
  • 使用済:700円

「大正大礼記念」10銭切手の買取相場は美品状態で4,800円前後です。

単体でも安定した高価買取が期待できますが、4種類を全て揃えた状態であれば更に希少価値が上がり、高価買取がより期待できるようになります。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

おすすめの切手買取業者

おすすめの切手買取業者を3社ご紹介したいと思います。

切手の価値を正しく評価するためには専門知識が必要になります。今回ご紹介する買取業者は切手に関する専門性が非常に高く、古い切手でも価値を考慮した質の高い査定をしてもらうことができます。

また各社ともにサポート体制が徹底されており、分からないことがあっても丁寧に教えてもらえます。切手の知識ゼロの方でも安心して利用できると思いますので、切手を売る際はぜひ検討してみてください。

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