「日露戦争凱旋観兵式記念」切手の価値と買取相場の詳細

2019年5月8日 2019年6月17日

「日露戦争凱旋観兵式記念」切手の概要

「日露戦争凱旋観兵式記念(にちろせんそうがいせんかんへいしききねん)」は日本が日露戦争に勝利し、後に行われた「明治三十七八年戦役陸軍凱旋観兵式(陸軍凱旋観兵式)」を記念して発行された記念切手です。

1904年～1905年まで続いた日露戦争ですが、発行日はその翌年の1906年4月29日です。額面は「青色単色印刷の1銭5厘切手」と「赤色単色印刷の3銭切手」の2種類、1銭5厘切手は291万枚、3銭切手は108万枚が発行されました。

図柄はいずれも「陸軍兵器」が中央に描かれ、その上部には日本の国章である「菊花紋」が配置されています。ただし大日本帝国郵便の国号表記がなく、当時の時代背景を伺うことができます。

また、この切手には日本国内で発行された切手の中で初めて専用の記念印が使用され、記念切手の歴史においても非常に重要な切手であると言えます。

「日露戦争凱旋観兵式記念」1.5銭切手の買取相場は美品状態で3,500円前後です。

バラ状態でも1,000円を超える切手ですが、100年以上前の切手ということもあり保存状態によっては2級品としての扱いになる場合もあります。

「日露戦争凱旋観兵式記念」3銭切手の買取相場は保存状態が良ければ6,500円前後です。

3銭切手は発行枚数が少なく価値・買取相場は1.5銭切手よりも高くなります。ただし1.5銭と3銭を1セットにすることでより価値が高まり、安定した高価買取が期待できるようになります。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

おすすめの切手買取業者を3社ご紹介したいと思います。

切手の価値を正しく評価するためには専門知識が必要になります。今回ご紹介する買取業者は切手に関する専門性が非常に高く、古い切手でも価値を考慮した質の高い査定をしてもらえます。

また各社ともにサポート体制が徹底されており、分からないことがあっても丁寧に教えてもらえます。切手の知識ゼロの方でも安心して利用できると思いますので、切手を売る際はぜひ検討してみてください。

この記事を書いた人

某大手買取店にて8年勤務、店長経験あり。現在はフリーライターとして活動して2年が経ちます。元買取店スタッフとしての経験や知識を活かして、確かな情報をお届けできるように執筆しています！