発行年月日1894年3月9日
総発行枚数1,580万枚
額面の種類2銭・5銭
切手の価値高い

「明治天皇銀婚記念」切手の概要

「明治天皇銀婚記念(めいじてんのうぎんこんきねん)」は、明治天皇・皇后両陛下の大婚25周年の祝典を記念して発行された記念切手です。発行日は1894年3月9日、日本で初めて発行された記念切手でもあります。

額面は2銭・5銭の2種類があり、発行部数は2銭切手が1,480万枚、5銭切手が100万枚です。

図柄は「菊花紋章」と「雌雄 一対の鶴」が描かれており、2銭切手は赤色、5銭切手は青色で凸版印刷されているのが特徴です。

当時、欧米諸国では銀婚を祝う習慣がありましたが、日本ではそういった習慣はまだなく「記念切手」という概念自体ありませんでした。

ですが欧米諸国の文化が日本に入り始めた明治時代ということもあり、「黒田清隆」逓信大臣の命で急遽発行する運びとなりました。普通なら1ヶ月はかかる原版を5日間という短期間で仕上げたという逸話もあります。

「明治天皇銀婚記念」切手の買取相場

2銭切手

明治天皇銀婚記念
  • 額面:2銭
  • 並品:1,400円
  • 美品:3,700円
  • 使用済:120円

「明治天皇銀婚記念」2銭切手の買取相場は美品状態で3,700円前後です。

発行枚数は1,480万枚と非常に多いものの、100年以上前の記念切手ということで希少価値が高く、並品でも1枚当たり1,400円の買取価格が期待できます。

5銭切手

明治天皇銀婚記念
  • 額面:5銭
  • 並品:2,000円
  • 美品:6,000円
  • 使用済:540円

「明治天皇銀婚記念」5銭切手の買取相場は美品状態で6,000円前後です。

5銭切手は2銭切手に対して発行枚数が少なく、よりプレミア価格での取引が行われる切手となっています。

それぞれ単体でも高額の買取価格が期待できる切手ではありますが、2銭・5銭を1セットにすることでより価値が高まり、更に高価買取が期待できるようになります。

その他「記念切手」の買取相場について知りたい方は上記記事を併せてご覧ください。

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切手の価値を正しく評価するためには専門知識が必要になります。今回ご紹介する買取業者は切手に関する専門性が非常に高く、古い切手でも価値を考慮した質の高い査定をしてもらえます。

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